毎年2月におこなわれる歯科医師国家試験。
歯科医になるためには当然合格することが必須になります。
そんな試験をこれから受ける予定の歯学部学生の皆さんにとっては、不安や緊張が続く日々もあるかと思います。
今回は、そんな不安や緊張を乗り越え、実際に国試に合格をして、現在1年目の研修医として活躍する3名の先輩に、
国試までの日々をどのように過ごしていたのかを聞いてみました。
いまの学習方法に不安を抱いてる人や、他の人の学習方法を知りたいという人、
また、すでに自分なりの学習習慣がついている人にとっても、少しでも参考になればと思います。
国試合格者の先輩のスケジュールを公開
上記は、実際に歯科医師国家試験に合格した3人のある1日のタイムスケジュールです。
どれも個性的ですね。
研修医Aさんの場合
一人暮らしをしていた穏やかな性格のAさんは起床と共に家事をこなし、
学習準備をすることが朝のルーティーンでした。
自宅で勉強することもあれば、学校や図書館を利用することもあったようです。
長い時間、国試対策勉強をする上で、集中力が途切れることはしばしばありますが、
Aさんの場合は、家事をしたり、仮眠をとったり、勉強場所を変えてみたりとすることで、気持ちをうまく切り替え、
勉強効率を向上させていました。
そしてポイントとして挙げたのは、1日の最後には必ず、今日1日を振り返っていたそうです。
研修医Bさんの場合
実家で過ごしていた真面目な性格のBさんは、起床後自宅で少し勉強をした後、
基本的に図書館で勉強をしていたそうです。
図書館の学習室は席数が決まっているため、早めに行動開始していたようです。
Bさんは勉強場所を図書館から喫茶店などに移動することで、気分転換と集中力の確保を図り、
図書館も喫茶店も、公の目にさらされているので「キチンとしなくては」という集中にもつながっていたとのことです。
研修医Cさんの場合
一人暮らしのCさんは性格的にのめりこみやすいタイプの方で、1日のほとんどを勉強の時間に費やしていました。
また1日のタスクが終わらなければ勉強を終わらせないというストイックさもありました。
空腹などの自分の体のシグナルを大事にしているようで、
そのタイミングが気分転換のタイミングとして受け止めていたようです。
ポイントは自分に合った勉強方法と時間を見つける
3人ともそれぞれの性格もあり、勉強法や費やす時間も様々です。
共通していることは長時間の勉強に対して、いかに効率を下げずに継続することができるか。
家事や仮眠、移動や自分自身の体からのシグナルなど、各々のやり方が垣間見られました。
これから国試合格に向けて毎日を過ごす歯学部学生にとって、少しでも参考に、ご自身に活かしていただければと思います。
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取材協力
ベル歯科医院