1. ホーム
  2. インタビュー
  3. 【管理型と協力型の違いとは?】 臨床研修医にインタビュー!②

インタビューINTERVIEW

4853969_s.jpg
1
  • 公開:2021/07/26
  • 更新:2021/07/26

【管理型と協力型の違いとは?】 臨床研修医にインタビュー!②

小森 彩加

小森 彩加 歯科医師

*******

※2022年度からの歯科医師臨床研修制度改正については、
 こちらをお読み下さい。

008 どう変わる?歯科医師臨床研修制度(2022年)

*******

今回は、前回に引き続き、複数の研修先を選んで研修している
小森彩加研修歯科医師のインタビュー第2弾、
「おにぎり1個、何カロリー?」編をお送りいたします。

*******


https://static.wixstatic.com/media/b803c6_f0817cfca2324dfe8cc16b5576b29077~mv2.jpg/v1/fit/w_750,h_499,al_c,q_20/file.jpg

小森歯科医師は、
鹿児島大学歯学部歯学科を卒業し、
東京医科歯科大学第二総合診療部で半年間の研修を経たあと、
現在、神奈川県のベル歯科医院で研修を受けています。

 



「むし歯を治療する」だけでない歯科医師


小森歯科医師は摂食嚥下に興味があり、
歯科医師を目指した
とのこと。


数日前、近隣にある総合病院の嚥下外来科を見学する機会があり、
「これまでの診察とは全く違いました!」と話す小森歯科医師。

そこは、患者のほとんどが70代~90代で、
家族や施設の方に付き添われて来院する方ばかり。

患者に食事をしてもらい、
鼻から通したカメラで飲み込みの様子などを確認。

「舌の動きが悪いようだったら、
舌の筋力アップのトレーニングをしていました。
歯が残っているか、入れ歯を使っているかでも
指導が異なりました。

ごはんがいいのか、それともおかゆがいいのか、
体重が減ってきている方には、もっとカロリーを摂りましょう、
などの食事指導もしていました」

と話します。




「先生に、『おにぎり1個何カロリーか知ってる?』
聞かれたのですが、答えられなくて…。
指導するなら、栄養についての知識もなくてはと痛感しました。
テキストを買って、栄養士の勉強もしようと思います!」

また、
「先生が『よろしく』と言いながら、
患者様と握手をしていたんですが、
握手することで筋力を把握していたそうです」

と、

「むし歯を治療する」知識や技術とは
全く異なるスキルが必要とされる現場
に、

驚いたと話す小森歯科医師。

「本当に貴重な体験ができました!」
と話してくれました。



今後は、大学でさらに摂食嚥下についての勉強を重ね、
いずれは訪問専門の歯科医師になりたい、
と話してくれました。



*******



小森歯科医師がインタビューの中で一番目を輝かせて
話してくれたのが、
この嚥下外来科見学の話でした。

2022年の歯科医師臨床研修制度の改正では、
こういった現場に立てる機会が増えるので、
むし歯治療以外の歯科医師の様々な役割や可能性を
見ることができると思います。

積極的に情報収集をして、
チャンスを活かしてくださいね。


 



ちょっとここでインタビューこぼれ話を。


 

https://static.wixstatic.com/media/b803c6_6ea807ac22d84f2e9fc9948f29232ffe~mv2.jpg/v1/fit/w_750,h_491,al_c,q_20/file.jpg

「患者への対応もソフトで感じがいいし、説明も上手」と、
ベル歯科医院院長のお墨付きをもらう小森歯科医師。
学生時代は、アパレルショップでアルバイトをしていたとのこと。

「やはり、そういった接客経験が
診察の場でも活かされているんだろうね」と院長談。

また、学生時代、
大学歯学部の水泳部創設にも奔走したとのこと。

その前向きさや、現状打破の姿勢が、
研修先や今後の仕事をつかみに行く積極性に
つながっているのだと感じました。

学生の皆さんが今やっているアルバイトや部活動、
そこでの経験やチャレンジが、
今後の色々なシーンで活きていくのでしょうね!



最後までお読みいただき、ありがとうございました。



 

この記事が参考になったら
1