- 公開:2026/03/09
- 更新:2026/03/09
【臨床研修医インタビュー】 研修先を選んだ理由とは?予防歯科を志した歯科医師のリアルな声
高柳 遼 歯科医師
【臨床研修医インタビュー】研修先を選んだ理由とは?予防歯科を志した歯科医師のリアルな声
【臨床研修医インタビュー】予防歯科を志した歯科医師のリアルな声
歯科医師としての第一歩を踏み出す「臨床研修」。その研修先をどのような基準で選び、どのような思いで日々の診療に向き合っているのでしょうか。
本記事では、予防歯科に強い想いを持ち、ベル歯科医院で研修を行う高柳遼先生にインタビューをしました。研修先を決めた理由から、1日のスケジュール、診療の実際、そして学生へのメッセージまで、リアルな声をお届けします。
これから研修先を選ぶ歯科学生の皆さんにとって、ヒントとなる内容です。
Q1. ベル歯科医院を研修先に選んだ理由
一番の理由は、「予防歯科に本気で取り組める環境」だと感じたからです。
東京医科歯科大学在学中に、協力型施設として見学させていただいたことがきっかけでした。
そのときに感じたのが、「治して終わりではない歯科医療」を本当に実践している医院だということです。
従来の歯科医療は
- むし歯になる
- 治療する
- 終了
- 再発
という流れになりやすい傾向があります。
しかしベル歯科医院では
- 治療する
- 継続的に管理する
- 良い状態を維持する
という関わり方を徹底しています。その姿勢に強く惹かれました。
Q2. 予防歯科を志したきっかけ
「悪くなってから治す医療」ではなく、「良い状態を守る医療」に携わりたいと思ったのがきっかけです。患者様が困ってから来院するのではなく、前向きな目的で通える歯科医療はとても魅力的だと感じました。
また、院長のビジョンに強く共感したことも理由の一つです。正直に言うと他院の見学には行かず、この医院一本で志望しました。それほど理念に惹かれていました。
Q3. 現在の1日のスケジュール
現在は歯科医師部署のリーダーのもとで研修を行っています。1日の担当患者様は6〜7名ほどです。出勤後は9時30分の朝礼までにカルテ確認と診療計画の整理を行います。その内容をまず指導医へ報告し、朝礼後には院長へも共有します。
全歯科医師が診療前に院長へ報告する体制があるため、準備不足のまま診療に入ることはありません。
この仕組みはとても勉強になります。
Q4. 診療中の流れ
基本は担当患者様の診療を行います。空き時間があればアシストや見学に入ります。常に指導医へ相談できる環境があるため、「これで本当に良いのかな」と迷ったまま進めることはありません。研修医にとって、この安心感は大きいですね。
Q5. 診療後の取り組み
診療後は振り返りの時間が多いのが特徴です。
- 歯科医師と歯科衛生士の予防ミーティング
- 歯科助手とのフィードバック
- 指導医への事後報告
- 歯科医師ミーティング
- 日報記入
毎日必ず改善点が見つかります。研修当初は反省ばかりでしたが、今は少しずつ手応えを感じています。常に意識しているのは「正しい方法で数をこなすこと」です。
Q6. 現在の診療内容と担当患者数
現在、月に約130名の患者様を診療し、担当患者様は約230名です。
主な処置は以下です。
- CR(コンポジットレジン修復)
- エンド(根管治療)
- リコール(定期検診)
- ペリオ(歯科衛生士と連携)
- 補綴治療(指導医と相談しながら)
定期健診は15分、処置は45分が目安です。将来的には30分でも質を保てるようになることを目標にしています。
Q7. 印象に残っているエピソード
患者様から「麻酔が全然痛くなかったです」と言っていただいたことです。緊張しながらも丁寧に行ったことが伝わった瞬間で、とても嬉しかったのを覚えています。
Q8. 診療以外の学び
院外での学びの機会もあります。院長は国内外の研修や学会に積極的に参加されており、同行させていただくこともあります。タイで行われたインプラント実習の見学に参加したこともあり、日本とは異なる環境での学びは非常に刺激的でした。
Q9. 現在の課題
- 患者様が本当に求めていることを理解する力
- 対話の中でニーズを引き出す力
- 押し付けにならない予防提案
予防は「勧める」ものではなく、「理解していただく」ものだと実感しています。
Q10. 学生へのメッセージ
まずは卒業試験・国家試験の合格が最優先です。
- どんな歯科医師になりたいのか
- どこで研修するのか
- その後どう進むのか
ぜひ早い段階から考えてみてください。下級生のうちに多くの医院を見学することもおすすめします。
歯科医師の新しい働き方 ― YouTube発信の可能性
高柳先生は診療だけでなく、YouTubeでの情報発信にも取り組んでいます。歯科医療や予防歯科の重要性を、患者様や歯科学生に向けてわかりやすく発信しています。
- 患者様が正しい情報を得られる機会を増やせる
- 予防歯科の重要性を継続的に伝えられる
- 歯科医療のハードルを下げられる
- 歯科学生や若手歯科医師のロールモデルになる
まとめ
本記事では、臨床研修医として働く高柳先生のインタビューを通して、研修先を選んだ背景や日々の診療内容、歯科医師としての成長について紹介しました。
- 研修先選びでは「どんな歯科医師になりたいか」が重要
- 理念に共感できる環境が成長につながる
- 日々の振り返りと経験が臨床力を高める
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