1. ホーム
  2. インタビュー
  3. 症例数を基準に研修先を選んだ歯科医師へのインタビュー③
51231792_1985113478283083_4968142001615667200_o.jpg
0
  • 公開:2021/05/01
  • 更新:2021/05/01

症例数を基準に研修先を選んだ歯科医師へのインタビュー③

山本 順登

山本 順登 歯科医師

≪為せば成る、慣れれば成せる、歯科技術≫編

私、山本順登(なおと と読みます!)は
神奈川県海老名市のベル歯科医院で研修を終え、
同院で奮闘&学びの日々を送っています。 

講義に研修、レポート、国家試験への勉強と明け暮れる歯学部学生の皆さん。
日々の勉強のブレイクタイムに、
今回は私の「心の中で悲鳴を上げた話」などを
お楽しみいただければと思います。

第一の悲鳴
昨年の研修で、最初に心の中で悲鳴を上げたのは、患者さんの多さでした。
歯科医師9人を擁するベル歯科医院には、年間のべ2万5000人が来院します。

私が昨年の研修1年間で診た患者さんはのべ2500人。
1日平均10~15人を診察しました。

第二の悲鳴
もちろん、診察前の準備というものがあります。
カルテチェックや1人ひとりの患者さんへの治療計画の立案など…
ここで私は第2の悲鳴を上げました。

最初は1人につき30分以上もかかりました。
さらに先輩ドクターからのダメ出し、院長からのダメ出しもあり、進まない、終わらない。

そして、第3の悲鳴は…

第三の悲鳴
そう、治療そのものに時間がかかってしまうことでした。
口を開け続ける患者さんへ負担をかけてしまったり、
次の予約の患者さんをお待たせしてしまったり、
院内スタッフにも迷惑をかけてしまったり。

自分の力のなさを不甲斐なく思う日々…。
でも、安心してください。
今では知識も増し、治療計画の立案は、最初の頃の半分以下の時間でできるようになりました。

治療技術は、先輩ドクターに見てもらったり、手順レポートをチェックしてもらうことで、
改善点を浮き彫りにしました。
アドバイスをいただき、回数を重ねるうちに技術も向上し、時間も短縮することができました。

まさに、「為せば成る、『慣れれば成せる』」の日々です。
でも、日々の自分の中の課題を見つめて、それに向き合うことが前提ですけどね。

ベル歯科は、年齢が近いドクターが多いこともあり、とても相談しやすい環境です。

そして、そのドクターが1年目、2年目のときに苦労したことが明確に頭の中に残っているため、
アドバイスも非常に的確なんです。
本当に、私は恵まれていると思います。
先輩方、いつもありがとうございます!!

ちなみに、今も心の中でプチ悲鳴を上げ続けている私のストレス解消法は、
「草野球」です。
小・中学校、高校、大学と野球少年だった私。
技工士Iさんの所属しているチームに入れてもらい、週末は汗を流します。

打率?
うーん、その話はまたのお楽しみということで。

大谷くんみたいになりたいなあ。

この記事が参考になったら
0