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  • 公開:2024/09/09
  • 更新:2024/09/09

国試に受かっても研修先が決まっていない!?困ったときの対処法ガイド

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歯学部学生の皆さん、そして既卒生の皆さん、歯科医師臨床研修について危惧していることのひとつに
「歯科医師国家試験に受かったのに、研修先が決まっていない!」
という状況はありませんか?

歯科医師になるためには、国家試験に合格するだけでなく、その後の1年間の臨床研修が必須です。
しかし、毎年3月も終わりに近づくと「まだ研修先が決まっていない…」という声が必ず寄せられます
なぜこんなことが起こるのでしょうか?
今回は、この問題に対する対処法をお伝えします。
 

1. 歯科医師になるために超えるべき「2つの山」

まず、歯科医師になるためには「国家試験」と「臨床研修」の2つの山を超える必要があります

一つ目の山である「国家試験」は本番の一発勝負です。ここに集中して時間を費やす人が多いのも納得できます。
ただ、二つ目の山である「臨床研修」にも意識を向けておく必要があります。

 既卒生の場合であれば、国家試験の合格率が低くなる傾向がある為、試験対策に時間を取られ、
研修先選びが後回しになってしまうことが多い傾向があります
 
 現役生の場合であれば、「もしもの時は母校が拾ってくれる」という甘んじた考えを持っている人もいるのではないでしょうか?
そのため、研修施設をなんとなくの感情で探してしまいがちです
とくに近年では、母校でもマッチングができず、慌てて研修施設を探す例も少なくありません

国家試験に合格しても研修先が決まらないと、歯科医師としてのスタートが切れないので、
この「2つの山」を意識しておく必要があります

 

2. 押さえるべき「3つのスケジュール」

研修先が決まらない原因の一つは、重要なスケジュールを見逃していることです。
しっかり頭に入れておきたいのは以下の3つです。

  1. 歯科医師国家試験の日程
    通常、歯科医師国家試験は1月末から2月初旬に行われます。(次年度の試験日は7月頃に発表されます)
  2. 臨床研修マッチングプログラムの日程
    例年、6月中旬から参加登録が始まり、10月中旬にマッチング結果が発表されます。
  3. 各研修施設の選考スケジュール
    研修施設ごとに選考の時期や内容が異なるため、希望する施設には早めに問い合わせ、スケジュールを確認する必要があります。

3. 既卒生は研修先選びに特に慎重に!

既卒生の皆さんは特に注意が必要です。
国家試験合格率が低いことから、「受からないかも…」という不安が大きく、
試験対策に追われて研修先の準備が後回しになることが多いです。
そんなときは、母校や他大学の研修受け入れ状況を早めに確認し、
自分に合った研修先を慎重に選びましょう。人気のある施設を見極めることも大切です

 

4. 3月になっても研修先が決まっていない方へ

もし、3月になっても研修先が決まっていない場合、まず希望していた施設に空きがないか確認しましょう。
国家試験に通らなかった人が出ることで、空席が生じることがあります。
次に、D-REISの一覧を使って他の施設に連絡を取り、熱意を伝えて面談の機会を得ましょう。
 

最後に:今こそ情報収集のチャンス!

新型コロナウイルスの影響で施設見学にオンライン活用される施設が増えています。
そのため見学会や情報収集がしやすいといえます。
今こそ「自分がなりたい歯科医師像に近づける研修先はどこか」をしっかり考え、たくさんの情報を集めましょう。
後悔しない研修先選びをサポートするために、今すぐ行動を始めてください!

この記事を参考にして、しっかりと準備を進め、自分に最適な研修先を見つけてくださいね。
 

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