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インタビューINTERVIEW

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  • 公開:2021/11/19
  • 更新:2021/11/19

【第2弾】育児休暇から復帰した女性歯科医師へのインタビュー

中村 紗綾

中村 紗綾 歯科医師

今回は、女性歯科医師・中村 紗綾(なかむら さあや)歯科医師の
インタビューをお届けします。

結婚、出産も経てバリバリ働くこの方は、なんというか、
ガッツあり、責任感あり、仕事大スキ、厳しさちょっぴり(たっぷりというウワサも?)、そして美貌ありの
スーパーウーマン!という印象の女性です。

特に女子学生の皆さんには、
数年後の自分をイメージするのに役立つお話だと思います!

産休前の準備など

東京医科歯科大学歯学部卒業後、
ベル歯科医院の5年育成プログラムでめきめき力をつけた中村歯科医師。
(初の5年プログラム修了者として、同院に名前が刻まれています!)

2015年に同じく歯科医師の男性と結婚。
2018年4月~6月1日まで産前産後休暇を取得し、
6月2日より時短勤務で復職しました。

ベル歯科医院では1年間の育児休暇の取得も可能ですが、
出産後、わずか2ヶ月で復帰を果たした中村歯科医師。

「まずは、待っててくださる患者様がいる、その期待に応えたい、
という思いがありました。
引き継いで他の先生に診てもらうこともできますが、
1年目、2年目に行なった治療がどうなっていくかの経過も
しっかり私自身で診たいという思いが強かったので、
2ヶ月のみお休みをいただいて戻ることを決めていました」と話します。

休みに入る前の準備としては、
患者様へは安定期に入ってから順次報告しました。
休みに入る前にそれぞれの患者様の処置がひと通り終わるよう、
予定を組み、復帰後に順次再開しました


家庭においては、
「洗濯乾燥機、食洗器など家電を充実させ、家事の時短を図りました!」と話す中村歯科医師。

勤務中は、お子さんは保育園へ預け、時には実家のご両親の力を借りることもあるとのこと。

働くママはこんな一日

妻であり、ママでもある中村歯科医師の一日のタイムスケジュールはというと、

6時半:起床 
    授乳、自分と子どもの準備、朝食を取ります
7時45分:子どもと出発
8時:保育園へ
8時13分の電車に飛び乗り、
9時半~17時:仕事に励みます
17時半の電車に飛び乗り、
18時半:保育園へお迎え、子どもにチュー💛
18時45分:帰宅
19時:授乳・お風呂
20時~21時:子どもを寝かしつけ
21時~:家事、食事
22時半:就寝

就寝後も、さらに夜中に朝までに2回くらい授乳アリ。

まさに分刻みのスケジュールをこなします。

「スタートと勤務時間の『ケツ』ががっちり決まっているので(お迎えがあるため)、
時間外で行いたい業務の自由度は低いですね。
だから、これまで診察後に行っていた資料作りなども合間で片付けていきます」と中村歯科医師。

ご主人も歯科医師のため、
お子さんの体調が悪い時は、
ご両親の力も借りて乗り切っているとのこと。

「だから、住まいは私の実家の近くです。
コレ、結構重要です!(笑)」

ご主人には、ゴミ捨てをはじめ家事でシッカリ協力してもらっているとのこと。

「もう一人くらいは子どもが欲しいですね。
子育てがひと段落したら、認定医などの資格をガンガン取っていきたい。
今は目の前にあることを一生懸命やる。
それに尽きるし、それで一日があっという間かな。
寝る前に論文を1ページでも読もう、と思ってはいます!」

仕事・結婚・出産の選択肢、私はこう選びました!

東京医科歯科大学歯学部卒業後、
ベル歯科医院の5年育成プログラムで
保険診療から自費診療まで、
幅広く臨床経験を積んだ中村歯科医師。

大学で研修をし、そのまま残る同級生も多い中、
ベル歯科医院を研修先に選んだ理由を伺うと、
大学はどちらかというと研究に重きを置くと聞いていたので。
私は早くたくさんの臨床をしたかったので、
大学は選択肢に入れませんでした
」と話します。

同院の鈴木院長は剣道部の大先輩でもあり、
何度か同院に足を運び、様子が分かっていたことも大きな理由のようです。

「大学で6年間勉強し、1年間研修して、その時点で25歳。
結婚も出産もしたかったので、
その前に少しでも長く開業医で仕事をし、臨床経験を積んでおいた方が、
万一出産後ブランクがあっても戻りやすい、と考えていました」
その言葉通り、出産後も無事に復帰を果たしました。

「学生の皆さんは、結婚や出産はまだまだ考えていないかもしれません。
でも、人生設計は考えておいた方がいいと思います。
出産後、仕事に戻りたいなら実際に働いた経験が少しでも長くあった方が絶対に良いですしね。
学費のモトもとらないと(笑)!」

最後に、仕事のやりがいを伺いました。

「ありがとうって言ってもらえる仕事ってやっぱりいいですよね。
例えば生産者は消費者の顔を見ることはないので、
ダイレクトにありがとうを言ってもらえる機会は少ないですが、
歯科医の仕事は目の前に患者様がいて、お話しできますから。
もちろん、はじめの頃は手厳しいご意見もいただきました。
言われたことはすごく覚えています。
そして、私の糧になっています」

もう1人子どもが欲しいと話す中村歯科医師。
数年後、子育てがひと段落したら認定医の資格を取るなど、
勉強にも力を入れたいと、笑顔を見せてくれました。

学生の皆さん、少しは将来設計がイメージできたでしょうか?
目の前の課題でいっぱいいっぱいかもしれませんが、
ぜひ一度考えてみてくださいね。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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