第2回

歯学部学生・臨床研修医限定!

口腔ケア商品等の活用
アイディアコンテスト 2021

主催:JDCnavi事務局
協賛:日本フィンランドむし歯予防研究会、㈱ロッテ

2021年3月から2021年6月に実施した
「第2回口腔ケア商品等の活用アイディアコンテスト」の結果を発表します。
多くのご投稿をいただき、誠にありがとうございました。

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努力賞1

記念品
※書籍「5つのスキル」+スポンサー提供商品

QRコード活用による お薬手帳での医科歯科連携

徳島大学歯学部歯学科6年
内海雄太さん

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期待する効果

医科と歯科両方からの安全かつ有効な治療を受けることができる。
患者は安全な治療を受けることで、意識の向上につながる。
医療従事者は情報を管理することができることで、医療事故の防止に繋げることができる。
また、患者にあった治療や食生活の提案を行うことができる。
お薬手帳を紙媒体で管理している人は医療機関に持って行く習慣がつく。

その他応募作品一覧

  • ミラー付きデンタルフロス・歯間ブラシ
  • デート中でもお好み焼きが食べれる!
  • QRコード活用によるお薬手帳での医科歯科連携
  • 歯ブラシ以外にも興味を持ってもらうために
  • 歯に塗るマニュキュア

審査委員長講評

審査委員長
日本歯科大学生命歯学部教授
羽村章

審査委員長 日本歯科大学生命歯学部教授 羽村章

このたびは「JDCnaviアイデアコンテスト」にご応募下さいました歯学部学生・臨床研修歯科医師の皆様、意欲的な作品をお寄せいただきましてありがとうございました。
今年に入っても新型コロナウィルス感染症が収束せず、歯学部学生は昨年に引き続き大学での講義や実習の多くがオンラインや自宅学習に変更されており、また、病院実習や歯科医師臨床研修も例年通りといかず変則的な状況となっています。

歯科医師がいろいろな分野で社会貢献をする機会が設けられ、市民と触れ合う機会が増えているなか、ご応募くださった皆さんにとって口腔のセルフケアを楽しく・好きになるアイデアを考えていただくことは、歯科と社会とのつながりを改めて考える良い機会になったと思います。

2021年の応募作品は5点、応募者は3名でした。
審査員4名で審査した結果、徳島大学歯学部歯学科6年 内海 雄太さんの「QRコード活用によるお薬手帳での医科歯科連携」が努力賞に輝きました。
内海さんの作品は、コロナ禍により歯科医師と医師・薬剤師といった多職種との連携や、スマホアプリという常に持ち歩いている器機を使うことを評価しました。惜しむらくは、すでに他業種での競合商品が多数出ていることや、それらを超える機能を得るための工夫が足りませんでしたが、さらなる努力と今後の可能性を期待して努力賞といたしました。

コロナ禍を通じて、医療職だけでなく世の中は変わりつつあります。時代のニーズに合わせるだけでなく、社会のニーズを創造するアイデア。そして、口腔の健康を阻害するのは、「着色」や「食べ物のカス」だけでなく細菌が主たる原因であることから、「実際に使うと口腔健康状態がどうなるか」「それを使うと生活がどう変わっていくか」といったアイデアを期待しています。

本年のコンテスト作品を通して、歯学部学生や臨床研修歯科医師にとどまらず、一般市民やメーカーの方々にもこれらのアイデアをご覧いただき、よりセルフケアを身近なものにして楽しく好きになっていただく機会が増えることを期待しています。さらに、アイデアの実現に向けて、発案者だけでなく歯科医療に携わる方々やメーカーの方々のご支援をお願いしたいと考えます。

最後に本コンテストを陰ながら支えてくださった事務局、協賛いただきました日本フィンランドむし歯予防研究会のメンバーの方々、株式会社ロッテに御礼申し上げます。